2024.10.20 ハンググライダー体験会を実施しました

久しぶりの出張体験会です。山口県観光連盟主催「きららアウトドアフェス」に参加しました。山口県が、自然に触れながら特別な体験を楽しむことのできるアウトドアツーリズムシンボルイベントとして開催しているものです。山口きらら博記念公園の大芝生広場という、本当に巨大な芝生の開場を用意していただきました。

茨城県から機材一式を積んで出発。今回は機体2機を使い、2レーン運用で1日100人飛ばす計画です。

10月18日(金) 現地到着。夕方からテレビの取材があり、レポーターを飛ばせてくれないかと事前に打診を受けていました。現地はよく晴れているものの東風5~6m/sとやや強め。準備はしますが安全に飛べる気象条件の場合のみやりますと伝えて、さっそく設営開始。運営会社の皆さんの協力も得て、2時間ほどで準備完了。テレビ局の皆さんは時間を気にしていますが、まずは無人機テスト。風が乱れていないことを確認し、次は運営会社の方に乗ってもらいテストフライト。

いよいよレポーター氏に搭乗してもらい「準備完了です!」

「では、広告を挟んで1分後に飛ばしてください」

「10秒後です・・・5,4,3,2,1 お願いします!」

「行きまーーす!」アクセル全開で一気に浮上させ、あとは微妙なコントロールで速度を維持しつつも高度を徐々に下げてフワリと着地させます。無事、現地テレビ局の生中継に間に合いました。

10月19日(土) 前線通過で雨。雨の上がった夕方には現地スタッフに集まってもらい、翌日の打合せをしました。現地スタッフは山口県ハングパラグライディング連盟の山野さん、大竹インストラクターと、山口大OBと現役学生の皆さん。安全に楽しく飛んでもらうための注意点を伝えて解散しました。

10月20日(日) 朝から気持ちよく晴れました。しかし東向きの会場に対して風は真横の北風5m/s。ウィンチで引っ張って飛ばすのは難しいものの、歩く速さで人が浮くことができます。午前中はこの方法で40人ほどの皆さんに飛んでもらいました。風を受けて体が浮き上がる感覚は独特のものです。大人も子供も、浮けば必ず喜んでくれます。

昼になると予報通り風向きが変わり、南東風2~3m/sになりました。ウィンチの出番です。座ったまま飛べるように作ってあるので、誰でも練習なしに飛ぶことができます。

降りた機体はスタッフがスタート位置まで戻し、その間にもう1機を飛ばします。搭乗者にハーネスの着方を説明し、準備完了したらウィンチで引っ張ってGO! その間にも、ワイヤーを張る杭が緩んでいないか定期的に確認し、場内に人が入ってこないよう周囲警戒を怠らず、スタッフのそれぞれがよく見てよく判断して、仕事を全うしてくれました。かなりきつい仕事なのですが、飛んだ人が心から喜んでくれるのが伝わってきて元気になります、と言ってくれました。機体2機を使い、午後だけで60人に飛んでもらうことができました。1日100人達成です。

ハンググライダーで自由に飛べるようになるには練習が必要です。でも、そこまでの練習をしなくても、飛ぶ楽しさを知りたいだけという方には、こういう方法もあるのです。イベントのお呼びがあれば、車で行ける場所ならばどこにでも行けます。ぜひお声がけください。そして、飛んでみて楽しかった、という人の中から、もっと深くて広いハンググライダーの世界に入って来てくれる人が出てくることを期待しています。

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